令和2年8月20日
図書館 各位
日本図書館協会 御中
図書館友の会全国連絡会
代表 阿曾千代子
感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書
私たちは、公立図書館の振興発展を願い、全国各地で活動を行っている市民団体です。 現在、図書館は、感染症対策により、活動に様々な制約が発生しています。その状況の下で、図書館活動を実施されていることに敬意を表します。私たち市民も応援します。
図書館は市民の生活に不可欠です。今だからこそ調べたい・読みたい資料があります。図書館サービスの大切さをこの機会に実証していただきたいと思います。
感染症対策として、突然の一斉休館、サービスの全面停止というような緊急対応がありましたが、工夫すれば回避できることも多くありました。今後の備えを整えて、図書館サービスを維持する責任を果たしてください。
私たちは、次のことを要望します。
- いかなる状況の下でもすべての人たちに資料と情報を提供する「図書館の自由」の理念に基づいて、図書館サービスを実施してください。
- 移動図書館や配送サービス、インターネットの活用などにより、地域全域の人が図書館サービスを受けられるようにしてください。
- このたびは、図書館サービスが縮小されるなかで、利用者にその根拠や今後の計画が適切に説明されていないことが見受けられました。いかなる場合においても、利用者への説明責任を果たしてください。
- 今後も感染症対策に限らず災害などいろいろな場面で図書館を休館したり図書館サービスを縮小することがあり得ると思いますが、あらかじめ図書館サービス継続計画や災害からの復旧計画を作成して、図書館サービスを持続してください。
- 日本図書館協会は、全国の図書館活動の支えとなってください。
連絡先 図書館友の会全国連絡会事務局長 船橋佳子
(住所・TEL省略)
※事務局の連絡先は個人情報保護の観点から非公開とさせていただきます。送付済の原本には記載されています。
>> 【2020/8/20】感染症対策状況下における図書館活動の維持についての要望書(都道府県立図書館・日本図書館協会、等宛・PDF)