「ユネスコ公共図書館宣言2022」(図友連仮訳)を掲載します。みなさまの意見・感想をお寄せください

「図書館友の会全国連絡会」は、2022年に発表された「IFLA -UNESCO Public Library Manifesto 2022」(「ユネスコ公共図書館宣言2022」)の図友連仮訳を公表します。ご意見、ご感想をお寄せくださいますようお願いします。

「ユネスコ公共図書館宣言 2022」は、民主主義社会に不可欠な要素である公共図書館の役割と目的を述べ、11点の主要サービスを提示し、それらに必要な図書館整備を国と地方自治体の責任で行うことを明示し、全世界の国、地方自治体、図書館関係者に宣言諸原則の履行を求めました。

「ユネスコ公共図書館宣言」は、第1回が1947年に、1972年、1994年、そして2022年と継続的に発表されました。これらはわが国ではほとんど議論されず放置されたままになってきました。同じく、図書館整備振興施策も一部の自治体で行われただけで、国が取り組むことはありませんでした。その結果、わが国の公共図書館は宣言の図書館像と大きくかけ離れ、しかも乖離は拡大して世界から取り残されているように見えるのは極めて残念です。

私たちが宣言の訳に思い至ったのは、ユネスコが世界に示した公共図書館の水準を、図書館に関心を持つ人々が知ることによって、まともな図書館を作ろうという気運を高める一助にしたいからです。

訳出に当たっては、宣言の一言一句を正確に理解すること、理解したことを正確に日本語に表現すること、そして、読んで何が書いてあるかを理解できるものになるよう心掛けました。しかし、この仮訳が十分にそれを反映したものとは言えません。現在、図友連仮訳を見直して、完成版をめざす作業に取り掛かっているところです。

みなさまには、先にお願いしましたように、ご感想、ご意見、誤訳などのご指摘などぜひお寄せください。ご協力をよろしくお願いいたします。

UNESCO-publiclibrary2022_prov-translation

【ダウンロード】「ユネスコ公共図書館宣言2022」(図友連仮訳)総会決定20230529

 

■ご感想、ご意見、誤訳などのご指摘につきましては下記までよろしくお願いいたします。

図書館友の会全国連絡会事務局
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